こんにちは!フードクリエイター&美腸アドバイザーの本間みのりです(詳しいプロフィールはこちらから)。
皆さん、ゆり根はよく食べますか?
日常的に食べることはあまりないかもしれませんが、お正月料理や茶わん蒸し等の和食で使われる食材です。
実はこのゆり根、栄養満点で縁起物でもあり、また、ほくほくの食感も美味しくて、とても魅力的な食材なんです。
まさに今が旬なので、お勧めレシピとともにご紹介します。
目次
ゆり根について
ゆり根についての情報を簡単にご紹介します。
- ゆり根は、食用に適したユリの花の球根。
- 鱗片がたくさん合わさっていることから、「百の根が合わさる」という意味で百合根という漢字が当てられたと言われる。
- 収穫時期は10~12月でほとんどが北海道産。
- 種球から育てて収穫されるまでに6年かかる(すごく貴重!)。
- ほくほくとした食感で、ほんのりとした上品な甘みがあり、懐石料理や精進料理、おせち料理などに使われる。
- 栄養面でも優秀で、ビタミン、ミネラル、食物繊維、葉酸等が豊富に含まれている。
- 特にカリウムが豊富に含まれていて、むくみや高血圧の解消効果が期待される。
- 漢方でも、滋養強壮、利尿、咳どめ、のほか、精神を安定させ、イライラ解消などの薬用として使われている。
- 鱗片が花びらのように重なり合っていることから、「歳を重ねる」あるいは「和合(仲が良いこと)」に通じるとされ、吉祥の象徴とされている。
などなど。
栄養面はもちろん、縁起が良い食べ物としても魅力的です。
ゆり根の下ごしらえ
ゆり根は傷付き防止のため、おがくずに埋もれた状態で売られているものが多いです。おがくず入りのゆり根の場合は、まず周りに付いているおがくずを水でさっと洗い流します。
洗ったら、外側から1枚ずつ鱗片をむいていき、はがしたものを水で洗います。茶色いところや傷があれば包丁で削り取ります。
鱗片は繊細なので、はがすときや水で洗うときは、優しく扱ってください。
お勧めのゆり根のレシピ
ゆりねの豆乳シチュー
ほくほくのゆり根の食感が楽しめる冬のあったかメニューです。乳製品が苦手でも大丈夫。乳製品不使用、豆乳で作ったシチューです。
🥄材料(2人分)
- ゆり根 1個
- チンゲン菜 (1束)100g
- 玉ねぎ 中1/2個(100g)
- ベーコン 2枚
- 豆乳 200ml
- 水 200ml
- 小麦粉 大さじ2
- 塩 小さじ1/3
- こしょう 少々
🍳作り方
- ゆり根は鱗片を1枚ずつはがし、茶色い部分は削ぎ落としてきれいに水洗いする。チンゲン菜は3㎝幅に切る。玉ねぎは薄切りにする。ベーコンは細切りにする。
- 鍋を火にかけ、ベーコンと玉ねぎを炒める。(テフロン加工の鍋を使用したために油不使用。鍋にくっつく場合はオリーブ油小さじ1を入れてから炒める)
- 玉ねぎが透き通ったらゆり根とチンゲン菜を加え、全体に火が回るまで炒める。
- 小麦粉を入れて、粉っぽさがなくなるまで炒める。
- 水を入れて全体を混ぜ、蓋をして約3分、ゆり根がやわらかくなるまで加熱する。
- 豆乳を入れて全体を混ぜ、豆乳を沸騰させないようにしながら中火~弱火で数分温め、塩、こしょうを加えて味を整える。
ゆり根とアスパラのアンチョビソテー
シャキッとした食感が楽しめるゆり根のソテーです。アンチョビの塩気とにんにくの香りが食欲をそそります。ビールにも合います。
🥄材料(2人分)
- ゆり根 1個
- アスパラ 2本(60g)
- アンチョビ 2枚
- にんにく 1片
- オリーブオイル 大さじ1
- レモン汁 小さじ1
- こしょう 少々
🍳作り方
- ゆり根は鱗片を1枚ずつはがし、茶色い部分は削ぎ落としてきれいに水洗いする。大きいものは半分に切る。アスパラは3㎝幅の斜め切りにする。アンチョビとにんにくはみじん切りにする。
- フライパンを熱してオリーブオイルをひき、アンチョビとにんにくを炒める。香りがたったら、ゆり根とアスパラを加えて1~2分炒める。
- レモン汁をかけてこしょうで味を整える。
ゆり根といんげんの黒ごま和え
ゆり根のごま和えです。食感のアクセントとしていんげんを加え、黒ごまをたっぷり入れて香ばしくしました。白砂糖不使用のシンプルな味付けで作っています。
🥄材料(2人分)
- ゆり根 1個
- いんげん 5本(30g)
- 黒すりごま 大さじ1
- みりん 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1
🍳作り方
- ゆり根は鱗片を1枚ずつはがし、茶色い部分は削ぎ落としてきれいに水洗いする。大きいものは半分に切る。熱湯で1~2分、少し透きとおるまでゆでる。
- いんげんは2~3㎝幅で斜めに切り、熱湯で1分ゆでる。
- ボウルにゆり根といんげんを入れ、黒すりごま、みりん、しょうゆを加えてよく混ぜ合わせる。
ゆり根と塩昆布の炊き込み玄米
ゆり根を土鍋で炊き込みご飯にしてみました。ほくほくのゆり根に塩昆布の塩味や油揚げの旨味が合います。
🥄材料(2人分)
- 玄米 1合
- ゆり根 1個
- 油揚げ 1/3枚
- 塩昆布 5g
- 水 200ml
- 酒 大さじ1
- みりん 大さじ1
- しょうゆ 大さじ1/2
- 青ねぎ(細かく刻んだもの) お好みで少々
🍳作り方
- 玄米は洗って6時間以上水(分量外)に浸した後、水をきってザルに上げておく。
- ゆり根は鱗片を1枚ずつはがし、茶色い部分は削ぎ落としてきれいに水洗いする。大きいものは半分に切る
- 油揚げはお湯にくぐらせて油抜きしたら細切りにする。
- 鍋(土鍋を使用)に玄米、水、酒、みりん、しょうゆを入れたら、ゆり根、油揚げ、塩昆布をのせて玄米モード(沸騰後弱火で20~25分)で炊く。
- 炊き上がったら全体を混ぜ合わせ、ご飯茶碗に盛り、お好みでねぎをのせる。
※炊飯器で炊く場合は、浸水時間や水の量は機種の仕様に応じて調整してください(調味料と水を足して規定の水分量になるようにする)。
※玄米を白米にする場合は、浸水時間は30分程度に、水の量は160ml(調味料と水を足して200mlにする)にしてください。
ゆり根を買うには
ゆり根はスーパーではなかなかみかけませんが、通販で購入できます。
楽天で探してみたところ、北海道の真狩産と富良野産のゆり根の取り扱いがありました。
真狩産は羊蹄山の湧き水、富良野産は十勝岳から流れた水と、どちらも大自然の恵みをうけて育ったゆり根。美味しそうです。
いかがでしたか?
普段は食べる機会がないかもしれませんが、栄養満点のゆり根。秋から冬が旬と今が美味しい時ですので、是非一度お試しください。
詳しくはこちらから→ヘルシーベトナム料理教室 Cham Cham ホームページ
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